NANO JUL [ER73832]
販売価格: 6,380円(税込)
希望小売価格: 6,380円
商品詳細
EDELRID / NANO JUL
エーデルリッド / ナノジュル
細径のダブル/ツインロープでの運用を主眼に開発され、耐摩耗性に優れるステンレス鋼をボディに採用したベーシックな形状のガイドモード付きビレイデバイス。
・シンプルであること
・堅牢であること
ナノジュルはこの2つを開発コンセプトとして誕生しました。
ブレーキアシスト機能を有しないシンプルで直感的な操作のビレイデバイスですが、市場で最も狭いV字スロットを持ち、細径のツイン/ダブルロープでの運用においてマイクロジュルとは別のアプローチにより安定した制動力を発揮します。
※条件によっては反転防止セパレーター付きHMSカラビナの使用はできません。ご不明点はご注文前にスタッフにお問い合わせ下さい。
■スペック■
◇認証:EN15151-カテゴリ2-タイプ2
◇対応ロープ径(許容差±0.2mm):
・EN892ダブルロープ:7.1〜8.9mm
・EN892ツインロープ:7.1〜8.9mm
・EN892シングルロープ:8.6〜8.9mm
◇縦外寸:NA
◇重量:80g
◇素材:ステンレス鋼、他
スタッフコラム 〔ナノジュル〕
ナノジュルとマイクロジュルはどちらも〔EN15151-カテゴリ2-タイプ2〕に分類されるビレイデバイスですが、マイクロジュルはビレイデバイスとカラビナでロープを挟むように動作させることによりブレーキアシスト機能を備えていました。
この構造は衝撃荷重に対しての制動力のコントロール幅に制限が入るものの、ビレイヤーの練度を問わず一定の制動力を発生させます。
ブレーキアシスト機能をナノジュルが失ってしまった事を残念に感じる方もおられるかもしれませんが、ビレイデバイスのブレーキアシスト機能が持つメリット/デメリットについてはユーザーの好みや練度によって受け取り方が変わりますし、このコラムでは深く掘り下げる事はありません。
ただし問題として
マイクロジュルは取り扱い説明書の改訂により2024年6月の段階ではダブルロープでの使用範囲が7.9mm以上に再設定されている
といった点があります。
つまり、同社製スキマーエコドライ/プロドライ7.1mmはツインロープでのみマイクロジュルで運用可能であり、スキマーエコドライ/プロドライ7.1mmをダブルロープで運用したいユーザーはマイクロジュル以外のビレイデバイスを探す必要があるということです。
7.1mmのダブルロープを運用可能なビレイデバイスは他社にも存在しますが、V字スロットのデザインを見てもナノジュルは幅11mmのスロット内に前後テーパー比3:5/上下テーパー比2:5の2軸テーパー※1を持ち、明らかに7mm台前半のロープを扱う上での専用設計がなされています。
そのため、ナノジュルはスキマーエコドライ7.1mmと組み合わせた実際の使用感においても体感できる制動力に他のビレイデバイスとは差がありました。
この点がまず一つ、ナノジュルを候補に入れる理由になるのではないでしょうか。
放熱性が良いとは言えず、重量も嵩むステンレス合金をあえてボディに採用することにより、アルミ合金製のビレイデバイスを遙かに凌ぐ耐摩耗性能があることもナノジュルの特徴のひとつです。
同素材のマイクロジュルが泥だらけ、砂だらけでヤスリのようになっているロープで数ピッチの懸垂下降を行う程度では接触部位が多少鏡面になる程度でほとんど摩耗痕が現れなかった事からナノジュルのV字スロット内のヒダも永く元の形状を保つと予想されます。
ナノジュルが失った機能として他には懸垂下降時のビレイデバイス単体でのブレーキアシストがありますが、実際は途中停止中にロープを完全にロックさせるには使用するロープの種類だけ軸径と軸形状が異なるカラビナが必要となる場合があり、ロープの毛羽立ち具合や気温、ロープが濡れているか、氷雪が付着しているかといった要因によっても結果が異なります。
スターリングロープのホローブロックシリーズやグリベルのマジックリングといった細径ロープにも対応可能なハイフリクションヒッチコードを併用すれば同様の機能をナノジュルに持たせる事が可能なため、失った機能として悲観する必要はあまりありません。
ベーシックな部分に磨きをかけ、あくまで細径ロープ専用として生み出されたナノジュルを是非ご検討下さい。
※1 実測に伴う大凡の数値
商品紹介ブログ
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